Rose of blood
ローズ……だと!?


ジョシュも酷く困惑している。



『どういうことだッッ!!』



拳をテーブルに叩きつけラキの目を捉えた。


怯え喋れなくなったラキにもう一度聞いた。



『どういうことだと聞いているのが聞こえないのか』

『……シエル、話は後だ。ローズの元へ急ごう』



睨み付けたジェイドの顔は蒼白で、ただ事ではないことを物語っていた。


ジェイドとラキの後に続き俺たちも急いで部屋を出た。






< 293 / 534 >

この作品をシェア

pagetop