Rose of blood
着いた場所は地下の武器庫だった。


ここは滅多に足を踏み入れない場所。


こんなところにローズがいるというのか!?


一つの部屋の前で足を止め、ラキが急いでドアを開け中に入った。



『ローズ様!!ジェイド様をお連れ致しましたッッ!!』

『だいぶ衰弱している』



ベッドに寝ていたのはローズではなく瑠花だった。


どういう……ことだ……。


だが瞼を開けた瑠花の瞳は金色だった……。






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