Rose of blood
「瑠花、準備できた?」

「うん」

「その白のワンピースよく似合ってるわ」



私の姿を見て微笑む母。



『あぁ、とてもよく似合っているよ』



優しい顔をして母の横に立ち、母同様誉めてくれる父。



「ありがとう」



そんな二人に私も笑顔で返した。



『さぁ、そろそろ行こうか』

「うん」



母の肩を抱き歩き出す父の後ろに続いて、私も部屋を出た。


いつ見ても仲良しな両親。


私もいつか大好きな人と結婚して、両親のようになりたいと思う。






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