Rose of blood
『darkmoonが襲ったとして、何故俺が国を離れている事が分かったんだ?俺は急遽城を離れる事になったのに』



ジョシュの疑問は最もだ。


俺もひっかかっている。


考えられる事といえば……。



『……スパイ』

『スパイだと!?怪しい者は一人も城には入れていなかった!!城の責任者たちは皆心を読む事に長けていたんだぞ!?』



ジョシュの言う通りだ。


あの城に潜り込み皆と生活を共にするなど至難の技。



『スパイではなく……私たちのことをよく知っていて、私たちもよく知っている人物かもしれない』






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