Rose of blood

決断

目を覚ますととても体が軽かった。


息苦しさもなく、気分が頗る良かった。



「ローズ様、おはようございます。ご気分はいかがですか?」

「ラキおはよう。気分は今までにないくらいいいの」

「それは良かったです。お食事は食べられそうですか?」

「うん」



ラキがいつもの様に食事の用意をしてくれる。


当たり前の光景がとても幸せに感じた。


違うか……当たり前な事なんてないんだよね。






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