Rose of blood
「皆緊張しているだけですよ。ローズ様がお美しくて」

「私は皆と色が違うだけだよ。それにシエルで見慣れてるはずでしょ?」

「シエル様の男性的なお美しさとローズ様の女性的なお美しさは違います」

「んー……そうなの?」



良く分からない。


私から見ればシエルの方が綺麗。


シエルと並んでも可笑しくないように毎日私は女子力を磨く努力をしてる。



「今使用人の間で何が流行っているかご存知ですか?」

「ううん、知らない」



頭を捻り考えてはみるものの、全然分からなかった。






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