Rose of blood
『俺たちは今から仕事がある。瑠花は部屋から一歩も外にでるなよ』

「……分かった」

『シャワーもトイレも部屋の中にあるから好きに使え』

「うん……ありがとう」

『着るものは後から運ばせる。それ以外のやつが来ても返事をするなよ』

「うん」



シエルは私の頭をポンポンと軽く叩くとジョシュさんと部屋を出て行ってしまった。


この時、シエルに触れられると何故だか安心することに気付いた。


ジョシュさんと話していても落ち着く。


何でだろ……。


心が温かい。






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