Rose of blood
今日の昼食はカボチャスープにパンにサラダ。


普通に美味しいけど、お城の料理長の料理が恋しくて堪らない。


料理長の作る物は愛情たっぷりで心が温まる味がする。



「何……この臭い……」



食事をしていると、部屋の中の匂いが今までとは違う匂いにどんどん変わっていった。



これ……血の匂いだわ……。


お腹ッッ!?


赤ちゃんに異常が起きたのかと思い急いで体を確認したが、ドレスは汚れておらず出血はしていなかった。



「良かった……」



ホッと胸を撫で下ろした時、ふとドアが少し開いていることに気が付いた。






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