Rose of blood
分からない想い
darkmoonを憎んでいた。
怨んでいた。
だけど今は自分の気持ちがよく分からなくなっている。
たぶんdarkmoonが私を殺そうとした理由、サルエラを滅ぼした理由を知ってしまったから。
それに、私に関わった者だけじゃなかった……辛い想いをしたのは……。
謝っても許されないほどアイシャの心を傷つけた。
アマンダも真実を知れば私を憎むだろう。
『なぁに暗い顔してんだ』
「ジオラさん……」
カインの食事を持って行こうとおかずの入った器をトレーにのせていたら、ジオラさんに声をかけられた。
今日はみんな出払っているのか、広々とした食堂には私とジオラさんの姿しかなかった。
怨んでいた。
だけど今は自分の気持ちがよく分からなくなっている。
たぶんdarkmoonが私を殺そうとした理由、サルエラを滅ぼした理由を知ってしまったから。
それに、私に関わった者だけじゃなかった……辛い想いをしたのは……。
謝っても許されないほどアイシャの心を傷つけた。
アマンダも真実を知れば私を憎むだろう。
『なぁに暗い顔してんだ』
「ジオラさん……」
カインの食事を持って行こうとおかずの入った器をトレーにのせていたら、ジオラさんに声をかけられた。
今日はみんな出払っているのか、広々とした食堂には私とジオラさんの姿しかなかった。