Rose of blood
真剣な顔つきになるセリアル。


最近急に成長したなと思わされる瞬間だ。



『兄様お願いだよ。危険な事はしない、生きて必ず帰る。だから連れて行ってほしい』

『……自分の身は自分で守れるか?』

『うんッッ!!』

『そうか……分かった。結界はお前に任せる』

『ありがとう』

『俺がセリアルをサポートするよ』

『あぁ、ありがとう』



俺を安心させようと微笑みそう言ってくれたのはジェイドだった。


ジェイドには助けられてばかりだな。



『いつdarkmoonの本拠地へ向かう?』

『騎士団の編制が整い次第』

『分かった。では今からエルグラムのところに行ってくるよ』

『あぁ、頼むよ』



ジョシュはそう言って部屋を出て行き、他の者たちも続けて部屋を出て行った。


ローズ、後もう少しだ。


待っていてくれ。






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