Rose of blood
愛するということ
ジェイドの調べてくれた方角に進むにつれ、血と炎、煙の臭いが濃くなっていく。
『煙の上がっているところ、あそこがdarkmoonの本拠地かな!?』
『分からない。そうだとしても何故あんな騒ぎに……』
『とにかく急ごう。もしあそこだとすればローズが危ない』
馬を走らせていると、前から近付いてくる馬の足音が聞こえてきた。
馬にはフードを被った者が乗っていて、顔は見えない。
その者が俺たちの前で馬を止め、フードを下ろした。
馬に乗っていたのはショートヘアーで金色の目をした女だった。
「シエル様でいらっしゃいますか!?」
『あぁそうだ。何者だ』
「私、アマンダの妹のアイシャと申します」
『アマンダの妹だと!?』
アマンダには妹などいないはずだ。
この女嘘をついているのか?
いや、こんなすぐばれるような嘘をついて何の意味があるというんだ。
いったいどういうことだ……。
『煙の上がっているところ、あそこがdarkmoonの本拠地かな!?』
『分からない。そうだとしても何故あんな騒ぎに……』
『とにかく急ごう。もしあそこだとすればローズが危ない』
馬を走らせていると、前から近付いてくる馬の足音が聞こえてきた。
馬にはフードを被った者が乗っていて、顔は見えない。
その者が俺たちの前で馬を止め、フードを下ろした。
馬に乗っていたのはショートヘアーで金色の目をした女だった。
「シエル様でいらっしゃいますか!?」
『あぁそうだ。何者だ』
「私、アマンダの妹のアイシャと申します」
『アマンダの妹だと!?』
アマンダには妹などいないはずだ。
この女嘘をついているのか?
いや、こんなすぐばれるような嘘をついて何の意味があるというんだ。
いったいどういうことだ……。