Rose of blood
目的のレストランが入っているホテルに着き、車を降りるとドアマンが出迎えてくれる。



『柊様、お待ちしておりました』



何かの記念日やお祝い事の時はいつもここのレストランに来ている。


だから昔からいる従業員は私が小さかった頃から知っている。


レストランに着くといつもの席に案内された。


ここの席からは綺麗に夜景が見渡せる。


まだ小さかった頃はこの夜景に釘付けになって、なかなか離れようとしなくて大変だったと言われた。






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