Rose of blood
『ローズ、立てるかい?』
「ありがとう」
優しい笑みを浮かべて私に手を差し伸べてくれるシエル。
シエルとはいつまで経っても恋人同士のような関係。
シエルはルナの手を取り、私はリオの手を取った。
そして食事をするため4人並んで自室へ戻る。
私は無事出産し、驚くことに双子だった。
リオがお兄ちゃんで、ルナがリオの妹になる。
2人とも今5歳だ。
やんちゃ過ぎて手を焼くこともしばしば……。
でもラキの教育のお陰で、善悪の区別はしっかりついているみたい。
二卵性だからか、顔と性格はあまり似ていないかもしれない。
「今日はお父様とお母様の為に、ラキとリオと一緒にお菓子を作ったのっ」
『それは楽しみだな』
「エヘヘっ」
「私にもまだ完成したお菓子見せてくれないのよ」
「お母様にもまだ秘密なの!!」
意味ありげにリオとルナは顔を見合わせて笑っている。
「ありがとう」
優しい笑みを浮かべて私に手を差し伸べてくれるシエル。
シエルとはいつまで経っても恋人同士のような関係。
シエルはルナの手を取り、私はリオの手を取った。
そして食事をするため4人並んで自室へ戻る。
私は無事出産し、驚くことに双子だった。
リオがお兄ちゃんで、ルナがリオの妹になる。
2人とも今5歳だ。
やんちゃ過ぎて手を焼くこともしばしば……。
でもラキの教育のお陰で、善悪の区別はしっかりついているみたい。
二卵性だからか、顔と性格はあまり似ていないかもしれない。
「今日はお父様とお母様の為に、ラキとリオと一緒にお菓子を作ったのっ」
『それは楽しみだな』
「エヘヘっ」
「私にもまだ完成したお菓子見せてくれないのよ」
「お母様にもまだ秘密なの!!」
意味ありげにリオとルナは顔を見合わせて笑っている。