Rose of blood
「みんなでお外にお出かけなんて初めてぇぇぇ!!」
『どこに行くのぉ?』
「お母さんの命の恩人に会いに行くの」
『命のおんじん?』
「そうよ」
2人に説明はしたがあまり理解はしていない様で、馬車の中でずっとはしゃいでいる。
シエルはカインに敬意を払いたいと、正装できてくれた。
その心遣いがシエルらしく、とても嬉しかった。
私も勿論正装だが、子供たちはいつものままでいて欲しかったから、特に正装はしていない。
「『わぁ~!!凄いキレ~!!』」
馬車を降りると辺り一面綺麗に薔薇が咲き誇っていた。
お城の温室に咲く薔薇に劣らないほど綺麗に強く咲いている薔薇たち。
そんな薔薇たちの中に1つ墓石が立っていた。
私とシエルは子供たちの手を引き、墓石の方へと足を進めた。
『どこに行くのぉ?』
「お母さんの命の恩人に会いに行くの」
『命のおんじん?』
「そうよ」
2人に説明はしたがあまり理解はしていない様で、馬車の中でずっとはしゃいでいる。
シエルはカインに敬意を払いたいと、正装できてくれた。
その心遣いがシエルらしく、とても嬉しかった。
私も勿論正装だが、子供たちはいつものままでいて欲しかったから、特に正装はしていない。
「『わぁ~!!凄いキレ~!!』」
馬車を降りると辺り一面綺麗に薔薇が咲き誇っていた。
お城の温室に咲く薔薇に劣らないほど綺麗に強く咲いている薔薇たち。
そんな薔薇たちの中に1つ墓石が立っていた。
私とシエルは子供たちの手を引き、墓石の方へと足を進めた。