Rose of blood
得意気に説明してくれるラキが可愛くて思わず笑ってしまった。


女官長も一緒に笑うものだから、恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にして口を閉じるラキ。



「ないとは思いますが、ラキは瑠花様に失礼のないよう職務をこなしておりますでしょうか?」



カナリアさんは上司としてというよりは、母親の様な口ぶりだ。


ラキの事を娘の様に思っているんだろうなと思った。



「はい。とてもよくして頂いております。それに、ラキはこの世界で初めてできた大切な友達ですから」






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