Rose of blood

「可愛いっ……大切にするね!!ありがとう」

『喜んでもらえて良かった』

「そのネックレスとも合わせやすいようにと思ってそれにしたのよ」



パパ……ママ…………。


どんな気持ちでこのピアスを選んでくれたんだろう……。


私はピアスを箱から取り出し耳に付けて見せた。



「どう?似合う?」



私は髪の毛を耳にかけ笑って見せた。



「えぇ、とってもよく似合ってるわ」

「自分でも見てみたいからお化粧室に行ってくるね」

『あぁ』



私は席を立ちお化粧室へ向かった。