Rose of blood
そういえば今日はラキと一緒にテラスに行くとはしゃいでいたな。


瑠花の顔が見たくなり俺は仕事を切り上げテラスに向かった。


テラスに着くまでにきっと嫌な思いをしたに違いない。


そう思うと早く抱きしめたいという衝動にかられ、自分でも気付かないうちに急ぎ足になっていた。


自分で思っている以上に瑠花に溺れている。


瑠花が手の届かない所へいってしまったらと思うだけで、気がおかしくなりそうだ。






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