海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


その仁藤の前に浩二はスッと歩み寄り直立した。
焦点が合わないまま、仁藤は浩二の顔に視線を向けている。


「ともちゃん、僕と付き合って欲しい。」


「きゃ〜すごぉ〜。」

「告ったぁ〜」

「もえ、よかったねぇ。」

周りから歓声が上がるが、仁藤はまだショック状態のままだった。


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