海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜
「ちょい…、待て。俺そんなにペコペコ…、しぃーちゃん以外にはしてないぞ。」
浩二が、制止に入るが、
「もえ、こーちんにしなよ。松浦先輩らしいしさ。」
矢神が後押しをして、
「うん、そうする。こーちん、トモの事大事にして下さいね。」
仁藤は微笑んだのだった。
「うそだろ…。」
額に手をつけようとした浩二は、動揺からか、コーラを持つ手を動かし、反動で飛沫が仁藤の方へ飛んだ。