海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


ガクッと肩を落とした浩二は、

「からかわれていただけかい。」

と、拗ね気味に言い、隣りの仁藤が、苦笑いをしながら浩二の肩に手を載せて宥めた。


「若いって…いいわね。」

その様子に、間下が運転しながら言った後だった。

「松浦浩二。」

その声に後ろの一同は、助手席の真愛を見た。


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