海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「くどう…まい…!?」

「そう。お姉ちゃんは美由紀。」

「み・ゆ・き…くどうみゆき…………って、ええ〜うそっ…まさか…。」

浩二の真愛を指す指が震えていた。

真愛は頷いた後、

「そう。私はお姉ちゃんに引っ付いていたお邪魔虫…。だけど…、あの日は引っ付いていなかった事を後悔した。…お姉ちゃんがあんなに泣いて帰って来たの…後にも先にもあれだけだった…。」


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