海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「劇団をやめた理由…。二人が交通事故で死んじゃって…。学校へは、近所の尚子さんとかの助けで通ってるけど…。さすがに、劇はやれないなぁ〜って思って…。」

その美由紀の話に言葉が出ない浩二に、真愛が続いた。

「だからよ…。お姉ちゃんが一緒の舞台にって言ってた浩二が説得してくれればって思って、私は小田荘に行ったの。」


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