海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜
「あれ、私にも参戦して欲しいの?浩二君争奪戦に。どうしようかな…。また、芝居でもできたらって考えてはいたけど…。フリーだし…浩二君で我慢するかな?」
美由紀はいたずらっぽい目つきで言ったのだった。
「ダメです!」
仁藤は、浩二の腕に抱きつこうとしつつ、浩二と美由紀の間に割って入ったのだが…。
そして、
「こーちん先輩は……。」
と、浩二を見た時に…。
そこに浩二の姿はなかった…。