海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「ねぇ、じゃあ、なんで寝れなかったんですかぁ?」

「ん、ともちゃんからのメールをさ、解読していたんだ…。」

「えっ…あれ…ですよね…。」

仁藤の頬が赤く染まっていく。

「ちぃーとも、読めなくてさ…。たまたま、側にいた美由紀ちゃんはわかったみたいだけど…。」

「えっ、見せたんですかぁ?」

仁藤は、握っていた手を浩二の腕に変えた。


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