海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「待って…、ともちゃんが怒ったの美由紀ちゃんがメールを覗いたからだよ。」

「あっ、そうなの。それは失礼したね。」

美由紀は微笑んだ。

「…悪いって…思ってないよね…。」

浩二の言葉に、

「さぁね。」

と、浩二の側を離れた。

その後ろ姿を見送った浩二はため息をつき、

「なんだかなぁ〜。」

と、夏の空を見上げた。


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