海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜
「お疲れ様でした。」
「ああ、お疲れ。」
浩二は仁藤に返事を返した後、三厨の側に集まっている部員を見つめた。
「どうか…しましたぁ?」
「いや、なんか映画っていいなって…。」
「そうですね…。」
仁藤も暫く、浩二と同じように三厨の方を見つめた。
そして…。
「あっ、ジュース配ってる!」
「よし、飲みに行こうか。」
浩二は、歩き出そうとしたが、仁藤が腕を掴んでそれを止めた。