海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「ここで、座って飲みましょう。…今夜は、二人きりでここには来れなかったけど…、気分だけでも…。私、取って来ますぅ。」

仁藤はそう言って走り去った。

浩二は笑顔で、見送ると体の向きを海側に変えて、セントレアの灯かりを見ながら腰を降ろした。

そんな浩二の隣りに美由紀が座った。


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