海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「ホントは…追いかけないで…。」

呟く美由紀の耳に聞き慣れない音が聞こえた。

『プッ・ハァー』

その音は海から聞こえたように感じられ、漆黒の海面を見つめるが、何も見つける事はできなかった。

「何…今の音…。」



「待って…。」

浩二は仁藤に追いつき、仁藤の腕を掴んだ。


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