海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜
「離して…触らないで!」
仁藤はヒステリックに叫びながら、腕を激しく振り、振りほどこうとしていた。
「離さないよ!絶対に!この先に何があっても…。」
浩二は仁藤の腕を掴みながら、仁藤の体を自分に向けさせた。
「あんな事してて…、よく言えますね!」
仁藤は目に涙を溜めた状態で抗議した。
「あ…あれは…、これを貰ったんだ。」
浩二はネックレスを見せた。
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