海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜

8話 海の唄の中で

8話 海の唄の中で


「なんだろ…。」

浩二は不思議な歌の正体を確かめようと、
海を覗き込む為に足を進めた。

「だ…大丈夫ですかぁ?…肉食の人魚がバクッてこないですかぁ?」

仁藤はかなり逃げ腰になっていた。

「肉食の人魚!?そいつはいいかも。」

浩二は仁藤を見て微笑んだ。

「真面目に言ってるんですぅ。海賊の映画に出てきたじゃないですかぁ。」


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