海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


『その映画自体が…フィクションだけどね…。』

浩二はそう心の中で言った後、

「そうだね、気をつけるよ…。」

と、堤防の隅まで歩いた。

海を眺める浩二の耳に、歌らしきものの他に、

『プッ・ハァー』

って音も聞こえてくる。


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