海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



「いいの…?お姉ちゃん?」

「ごめんね…真愛。わからなかったの…自分の気持ちが…。今…わかったよ…。浩二君を好きな気持ちが残っていたって…。」


そんな二人を遠くから見る美由紀は、真愛から声をかけられ答えた。

「だから、お姉ちゃんはウケミンだって言うの。ステキ女子なんだから…、チョクればよかったのに…もったいないよ…。」

「そうね…。ね、真愛…ちょっと、そのままでいてね……。」

美由紀は真愛に顔を埋め、肩を震わせた。


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