海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


『いきなり…パンチって事はないよな…。』

福永は恐々、汐莉に顔を近付けていった。



「驚いたね…。歌は波の音じゃ…なかったんだね…。」

石田の声に、三厨は頷いた。

「こんな…、ロマンチックな事が…現実にあるんだね…。こんな映画…思いつかないよ…。」

「現実は小説より…だね。」

石田は、言いながら笑みを浮かべていた。


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