海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「えっ〜…わかりにくいですぅ…。」

仁藤は浩二の指す方向を確認する為に、浩二の腕に引っ付く感じで星を探し続けた。

浩二がふと仁藤の方を見ると、自分が指す方向を真剣に探す仁藤の顔がすぐ隣りにあった。


『チュッ』

「えっ…!?」

仁藤は頬を押さえながら浩二を見た。

「ご…ごめ…ん。つ…つい…。」

「ついって…そんなんで…チュッ…って…。」


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