海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「雑学はね…。だからテストは桃点ばかりだよ。」

浩二は笑みを浮かべた。

「うわぁ、意外です。」

「なに?もうちょっと、頭いいと思っていた?」

「いや…白点かな…って。」

仁藤はいたずらっぽく笑うと立ち上がって、走りだした。

「こらぁ、いくら、ともちゃんでも許さん。」

浩二も立ち上がり、仁藤の後を追った。


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