海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜
「昔みたいに仲良くしてあげてなんて言われたけど、その時は絶対無理って思ったよ。だって、私とは口さえ聞かなくなっていたのに、笑って遊んでた女の子に会えなくなって落ち込んでるこうちゃんを、その子の代わりに慰めるって事だと思ったから…。」
「汐莉…。」
「たっ君…、ごめんね。小学校の時までは、こうちゃんを好きだったの。だからキスを一杯したの。その時知っていた愛情表現はキスだけだったからね。」