海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜




「ホントに、遠くに行くかもな…。スターになってさ。」

仁藤は浩二の言葉に頷いた。

「だからさ、これ…。サイン貰っちゃった。美由紀さんの初サイン」

「うわっ、いつの間に…。」

浩二が色紙に手を伸ばすと、仁藤はいじわるく引っ込めたりした。

それを繰り返していると…。


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