海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「うへぇ〜、じゃ、小学生にしてシナリオをこなしながら演技をしたって事?しかも、相手に合わせてなんだろ?凄すぎるな。」

「そう…、だから、こうちゃんにスイッチが入ると、芝居だなんて言ってられないのよね…。気を抜いていると、こうちゃんワールドに引っ張られちゃうよ。」

「松浦って……。」

福永は立ち止まった。

数歩先に進んだ汐莉が振り返った。


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