海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


秋畑駅に着いて暫くすると汐莉と福永が浩二の前に腰を下ろした。

一通りの朝の挨拶を終えると、汐莉が浩二を口撃(こうげき)し始めた。


「いい?ちゃんとこの期間中に、積極的にいくんだよ?もえちゃんがいくらこうちゃんに気があっても、女の子に全部を言わせたら駄目だよ。いい?」

まくし立てるように浩二に言った。


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