海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


浩二は、反対側の窓に写る富永中学校を見ながら、

「わかってるよ…。」

と、面倒臭さそうに応えた。


富永中学校…、浩二達の通う富永高校と一緒の名前だが、繋がりは何もなく、地区が同じなだけで、たまたま名前が一緒になっただけである。
よって、浩二や汐莉は、エスカレーター式で高校に入った訳ではなく、ちゃんと入試を受けていた。


< 73 / 272 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop