先輩と私と彼氏
「まじ?なら葉月ちゃんにやってもらって帰ろうよ、悠輔」
「大丈夫なの?」
「はい!まかせてください。
これくらいならあたし一人でできるんで。
だから、ちぃちゃんも早く宿題やって?」
「…!そういうことなら葉月に任せるね。
ありがとう、じゃ明日ね☆」

ちぃちゃんはさっそうと帰っていった。

「じゃあ葉月ちゃんよろしくねー」
「はーい。さようなら~」

今日は先輩といっぱい喋れたな!
名前も覚えてもらったし!
毎週金曜日は楽しみだ

「てか、届かない…」

どうやっても本棚に手が届かない…
もう!めいっぱい背伸びしてんのに!

「これここでいいの?」
「えっ?」

あたしの手から本が奪われ、本が棚に入れられた。

「…えーーーー!!!!!
せっ、せっ、先輩どうしたんですか!?」

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