先輩と私と彼氏
時は早々と過ぎ、待ちに待っていた放課後になった。

「ちぃちゃん、楽しみだね?」
「あたしはそうでもないわよ?」

私たちは図書室へと向かった。

「今更だけど意外と図書室って遠いわよね」
「…たしかに。」

図書室は私たちの教室から1番遠い場所にある。

「…やっとついた」

ガラガラガラ…

「「失礼しま~す」」

中を見ると委員会の生徒はまだ集まってなさそうで、席がカナリ空いている。

「葉月ちゃんと千明ちゃん?」「こんにちは。遅くなりました」
「全然大丈夫ですよ。黒板にクラスと名前を書いて空いてる椅子に座ってちょうだい」
「はーい」

私達は司書の塚本さんと仲がよく、いろんな話をしている仲だった。

「先輩、まだきてないみたいだね…」
「そうね。待ってればいつかくるわよ!」
「うん。」

うん。と言ったもののさっきからドアの方が気になって仕方がない(>_<)

「ほとんどの生徒がきたようなので委員会をはじめます。」

先輩はまだ来ていない。今日はこないのかな?

ちょっと悲しくなったとき、ドアの方から廊下をすごい勢いで走る音がした。
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