■短編■-茜空-

先輩の話を聞くと、私の家と先輩の家は結構近くで、私の通学路の道に先輩の家があるらしい。


しばらく歩いた後。


「ここ、俺の家」


先輩は白の一軒家を指さす。


『…ホントに私のいつも使ってる道にあったんですね…』


と口を開けて家を見ていた時。


「お兄ちゃん?」


と横から可愛らしい声がした。

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