■短編■-茜空-
赤外線で通信し、携帯を見た。
先輩のアドレスは自分の名前をすこしいじっただけのシンプルなもので、なんだか先輩らしいなと思い、頬が緩んだ。
それから先輩は今日も私を家まで送ってくれて、私はすぐ自分の部屋に戻り、携帯を握り先輩へのメールを作成する。
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to彩斗先輩
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sub:楓です(・∀・)
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今日は一緒に帰ってくれて
ありがとうございました(>_<)
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《こっこんな感じ?;;》
ゴクッと唾を飲んで、送信ボタンを押した。