■短編■-茜空-
それからもいくつか私の欲しい物を取ってくれて、ゲーム対決をしたりして遊んだ。
疲れ果てて、外に出ると、すっかり陽は落ちて暗くなっていた。
「今日はもう帰ろっか」
先輩の言葉にうなずき、駅に向かい電車に乗って帰った。
今日も先輩は私を家まで送ってくれる。
《先輩…ホントに優しいな…》
すぐお風呂に入り、部屋に戻って、お礼のメールを送り、その日は眠りについた。
この日から私と先輩の関係が少しずつ変わっていったんだ…