■短編■-茜空-
◆変化、そして
私は美緒と内容を一緒に考えて、先輩に積極的にメールを送った。
先輩はメールは好きではないけれど、来たらちゃんとマメに返してくれる人なので、気がつけばもう毎回メールが続いている。
水族館以来遊ぶことはないと思っていたけれど、意外なことに先輩から誘ってくれることも多く、二人でいろんなところに出かけていた。
先輩は相変わらず午後5時、あの公園に来ているのをバイト先から見ていたけれど、この時はもう気にもとめていなかったんだ……。
だからかな?
浮かれるなって。
調子にのるなって。
神様は言いたかったのかな?
暑い夏が終わり、紅葉の季節がやってきた……