■短編■-茜空-

――――――…
―――…


息がくるしい。
だけど…止まりたくない…


先輩との思い出が詰まったこの町は…今の私にとっては辛すぎるから…


辛い…



悲しい…



くるしい…



嫌だ…



浮かれていた自分がバカ過ぎて嫌になる。
なんて…愚かだったんだろう。



「うっ…う"う…ひっくっ」



来たこともない空き地に着き、しばらくそこで声を出して泣いた。


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