■短編■-茜空-


いいかダメかって言われたらダメだけど……


《美緒が頼みごとするなんて滅多にないし…》



『分かったよ…一回だけなら…』


「ホント!?ありがとうっあいつ喜ぶよっ」



美緒はパッと表情を明るくして、メールを打ち始めた。



そして昼休みが終わり、午後の授業の始まりを告げるチャイムが鳴り響いた。


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