■短編■-茜空-


「なに笑ってんのよ?」


少し頬を染めて美緒は私を横目で睨む。


『なんでもありません~(笑)ありがと!!私、頑張ってみるよ』


私が美緒の目を見てそう言うと、美緒はニコッと笑って、私はいつでも楓の味方だからね。なんでも話してよ。と言ってくれた。


「楓ー!!担任が呼んでるよッ」


教室のドアの方から声がして、目を向けると担任が私を見て、手招きをしていた。



嫌な予感……



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