■短編■-茜空-
「あ~なんか緊張するっじゃあ帰ろっか」
『うん』
少し頬を染めながら笑う嵐君はなんだか可愛くて、自然に頬が緩んだ。
「もう美緒から聞いてると思うけど…ずっと前に廊下で見た時から楓ちゃんのこと気になっててさ、ずっと話してみたかったんだよね」
『大した女じゃないよー私』
「そんなことないって!!美緒から話聞いてるし、俺のイメージ通りっ」
『ははっありがと(笑)』
校門の角を曲がる手前、ふと昇降口を見た瞬間、時間が止まった気がした。
『うん』
少し頬を染めながら笑う嵐君はなんだか可愛くて、自然に頬が緩んだ。
「もう美緒から聞いてると思うけど…ずっと前に廊下で見た時から楓ちゃんのこと気になっててさ、ずっと話してみたかったんだよね」
『大した女じゃないよー私』
「そんなことないって!!美緒から話聞いてるし、俺のイメージ通りっ」
『ははっありがと(笑)』
校門の角を曲がる手前、ふと昇降口を見た瞬間、時間が止まった気がした。